南アルプス 聖岳山域のカラー写真 38点展示 入場無料
南アルプス南部の赤石岳、聖岳、光岳。これらは日本百名山に数えられながらも、長いアプローチ、高い森林限界、深い谷といった地形的条件から、「訪れる者を選ぶ、玄人好みの山域」として知られています。
写真家・秦達夫は、この地をあえて「裏山」と呼びます。その理由は、聖岳の麓に位置する遠山郷が、彼の生まれ故郷だからです。しかし、幼少期に南アルプスを目にすることはありませんでした。遠山郷は谷間にあり、手前の山に隠れて聖岳が見えなかったためです。やがて写真家として歩むなかで、故郷の山と向き合い、取材を続けてきました。
本展では、朝焼けに染まる稜線、原生林、烈風にさらされる岩峰、星々に抱かれた静寂の夜など、四季折々の南アルプスの姿を捉えた作品群を展示します。そこに写し出されるのは、単なる美しい風景ではなく、厳しさと優しさ、美しさと畏怖が同居する自然の本質です。風景写真の羅列ではなく、人が自然とどう向き合い、何を感じ、何を受け継いでいくのかを問いかける試みでもあります。華やかさだけでは語れない山の深淵と静かな力、そして「頂の向こう」に広がる世界を、ぜひ会場でご体感ください。
■10/25日(日)トークイベント 入場無料・予約不要
13:00-14:00『ほっついたぐりん写真展作品解説』
14:00-15:00『秘境の里遠山郷と南アルプスの魅力』